2021年度 コノまちゼミ② ~発表後のディスカッション~

2021年度 コノまちゼミ① ~泉尾東地域の発表~の続き

 

 

##みんな最初はわからないことだらけ!

 「教えてもらった時はできるけど、自宅に帰ると忘れてしまうんだよね~」と声があがると、会場のみんなが同感。泉尾東のメンバーも「何度も教えてもらったり、挑戦してみて、やっとできるようになりましたよ!」と笑顔で話してくれました。

 

 現在、LINEの登録者数は150人いて、そのうち数名は高齢者の方も。「SNSで発信すると、見られない人が多いんじゃない?」という心配もありますが、泉尾東地域では勉強会を開催するなど高齢者の方もSNSを活用しやすいように取り組んでいます。

 

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 また、泉尾東地域の会館にはWi-Fi環境が整っているので、SNS勉強会だけでなく、会館に数名が集まり一緒にオンライン開催の会議や講座に参加することも。オンラインに慣れていない方も「みんなと一緒にすれば不安が減ってチャレンジしやすい」と、前向きに取り組んでいます。「できないから」とやめてしまう人がいないように「やってみる機会」を用意しているのですね~なるほど!

 

 特別SNSが得意とか、技術を持っているとかでもなく、できないこともあるし、忘れてしまうこともあるけど、そこで諦めずに何度もトライする前向きな気持ちが伝わってきます。ちなみに、SNSメンバーは40代から70代が集まり、平均年齢56歳。今回来てくださった3人やトライするパワーを見ていると、自分もトライしてみたくなります! 他のSNSメンバーもきっとパワフルなんだろうな~!

 

 

##いろんな情報の届け方にトライ!

 とはいえ、紙の回覧板は現在もあります。地域の広報紙も年に1回発行。紙媒体の良さは残しつつ、SNSを活用しています。SNSのメリットといえば“一斉に情報を発信できる”“いち早く情報を届けられる”という点。このメリットを生かして、災害時にも役立てたいと考えています。此花区の方も共感していました。

 

 紙の回覧板だと、地域に住んでいる人しか見れませんが、SNSの情報は住んでいない人も見ることができます。例えば「両親が住んでいるから」「昔住んでいた」「地元だから」という方も。実際に、昔住んでいた方も「懐かしいな~」という気持ちでSNSをチェックしてくれています。

 

 「できないからやらない」ではなく、「とりあえずやってみよう」と気軽な気持ちで楽しみながら活動している泉尾東地域まちづくり実行委員会さん。会館にWi-Fi環境があることで、SNS活用に取り組んだり、新しいことにどんどんチャレンジする気持ちを後押ししているのかもしれません。

 

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##此花にも新しい情報発信の動きが!

 深堀してお話を聞いてみると、何でも最初はわからないことがたくさんだから、教えてもらいながら、楽しみながら、チャレンジしている泉尾東のメンバーの姿がうかんできました。

 

 此花区では、梅香地域の集会所にWi-Fiが設置されています。「島屋地域は、3日前にWi-Fi設置完了したよ」とタイムリーな情報も入って来ました!「子どもと繋がるために設置したい」と動いているのは高見地域。学校のオンライン授業を地域の集会所や憩の家で受けたり、タブレットを使用する宿題をしたり、ネット環境があれば様々な可能性が広がりそうです。

 

 今までは、地域にネット環境がなくてもいいと思っていたかもしれませんが「もしもの時に地域の集会所や憩の家に集まってネット環境がなかったら困るかも」「集会所に資料があるから、集会所からオンライン会議をしたい」など、最近はネット環境の必要性を感じている地域も多いのではないでしょうか。地域の拠点となる場所にネット環境があることで、広報だけでなく防災福祉の活動に繋がることで地域活動がさらに豊かになりそうですね。

 

下記へ続く・・・