地域活動支援センター働楽 “地域と繋がる”

梅香東公園から徒歩1分の場所にある“地域活動支援センター働楽(どうらく)”の阪(さか)さんにお話を伺いました!

働楽は、障がい者の日中活動(働く場所)支援を目的に開所された障がい者福祉作業所です。1996年から梅香で活動をはじめ、2002年に現在の場所へ移転されました。現在(2020年7月)は利用者が14人いて、此花区を中心に隣接区から通われています。

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阪さん自身は、此花区在住ではありませんが此花区の地域活動への関わりも積極的です。その理由として「働楽の利用者が地域に関わることがすごく嬉しいから」といろんなエピソードをお話してくださいました。

活動のひとつとして、利用者と地域住民との交流の場となる“ひまわりカフェ”を2005年より開催しています(現在はコロナのためお休み中)。近所の常連さんや、福祉に興味のある方、小学生やお母さんなども訪れ、近所の方たちとの繋がりができました。気軽に入ってきてもらえるので作業所のことも自然と理解してもらえて、とてもいい機会になったようです。

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ひまわりカフェ開催時の働楽

 

その他にも落語会や音楽会、昇陽高校や企業とコラボしてのメイクアップ教室、大学生と梅香小学校の児童とで石鹸のワークショップを楽しんだりと、多岐にわたってコラボ企画がズラリと。働楽だけで完結するのではなく、外部の人や団体と一緒に取り組むことで、地域と障がい者が繋がるキッカケづくりに奔走されています。

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インタビュー時の写真

 

働楽としての活動以外に、阪さん自身の活動にも話題は広がりました。

“このはな福祉ラウンドテーブル”という住民主体の井戸端会議。一般の方でもわかりやすいように専門用語ではなく生活の話をする福祉の場を作りたい!福祉のことをラフに語る場で結論を出すのではなく皆でいろいろな情報を共有しよう!という気持ちで活動されています。

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2019年には「絵本を読みながらコーヒーを楽しむ」というコンセプトで“こえのえほん”というイベントを開催されました。子どもは絵本を楽しみ、お母さんにはコーヒーやデザートでゆったりしてもらう場づくりにもチャレンジ。此花区にあるコーヒースタンドやカフェやパン屋に協力してもらい、訪れた人々からも好評だったようです。元小学校の先生や保育士さん、近所のアーティスト辺口さんによる絵本の読み聞かせも行われました。読み聞かせのあとは、自然とお悩み相談をしたり、ママたちの交流する場にもなり間接的に子育て支援にもなったようです。

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そんな多彩な阪さん。ご自身の趣味は“会議”だとか。「こんなんできたらいいな~」と夢を語り合うのが大好きという素敵で面白い方です。夢がいっぱい出てくる地域の会議がこれからも増えるといいですね。

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