プログラム作りに日々試行錯誤!

子育てサロンは子育て中の親子が気軽に自由に参加できる交流の場で、子育てプラザや地域社協保健師等と連携しながら実施されています。現在、此花区では7地域で子育てサロンが実施されており、地域ごとに特色ある活動を行っています。(コロナ禍により休止地域あり)

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中でも、西九条地域の子育てサロン「すくすく」は、毎回親子が楽しめるプログラムが多彩に行われており、此花区でも特徴的な子育てサロンになっています。プログラムの工夫やエピソードを代表の濱田美鳥さんにインタビューをしました。

濱田さんの地域活動は、PTAの役員がはじまりで、その後主任児童委員(※1)になったことで、「すくすく」へも携わるようになりました。

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「すくすく」で実施されているプログラムは、子育てサロンに参加する子どもたちが主に就園前の生後6か月から3歳までの親子を想定しています。歌や絵本の読み聞かせやリトミック(※2)を中心に、バザー、水遊び、クリスマス会等季節にちなんだイベントも多く実施、クリスマスには地域企業の協力でプレゼントも提供されています。

プログラムの内容は、ボランティアがミーティングで話し合い、決められています。専門機関へ講師依頼することもありますが、濱田さん達が何かおもしろい遊びはないかと此花区内外の子ども向けイベントなどに参加し、日々アイデアを吸収しに行かれているそうです。

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パラ・バルーン(コロナ禍以前の様子)

 

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クリスマス会(コロナ禍以前の様子)

 

多くのプログラムを実施してきた「すくすく」も、コロナ禍になって一時的に活動自粛となりました。人数制限や予約制を行う事で再開されましたが、濱田さんをはじめ、ボランティアの中で、日々これは出来るだろうかダメだろうかと、ギリギリまで悩んでプログラムを変更する事も多くあったそうです。

また、立ち上げ時から参加されていた高齢のボランティアさんの参加が難しくなったり、コロナ禍以前に関わりのあった方とも連絡がとりづらくなってしまいました。そういった中でも、幸いなことに保護者同士で繋がりがあったことで、LINEのやり取りでプログラムの変更や中止の連絡が行き渡り、とても助かったそうです。

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西九条小学校の餅つき大会に参加する濱田さん

 

濱田さんに、子育てサロンについての想いやモチベーションを伺うと…

「参加している人が楽しんで帰ってくれたら『よかった~』と思うし、自主的に活動をやりたい!というより『やらねば』という使命感があるくらいで、流れるまま今に至っている」と仰っていました。

また、当時のPTA役員の先輩や同時期に活動を共にしていた仲間が、互いの活動を行き来し手伝ううちに、プライベートでも大切な仲間となっているそうです。

「やりがい」の形は人それぞれですが、日々の活動を支えているものはとても多彩だなと思いました。

※1 主任児童委員:民生委員とともに、地域の推薦を受け、国から委嘱されているボランティアです。主任児童委員は児童に関することを専門的に担当し、学校など関係機関と連携・協力しながら活動をしています。

※2 リトミック:伴奏にあわせて楽器を演奏したり、体を動かしたりする音楽教育法です。

西九条地域子育てサロン「すくすく」
毎月第2・4水曜 10:00~ 
場所:西九条福祉会館2階
※令和3年度7月現在、事前予約制となっております。
詳しくは「此花区子ども子育てプラザ」へお問い合わせ下さい。
代表 06-6463-1881