このまちトライアル⑤「オンライン語り部 in 石巻」 ~遠く離れた地域と繋がろう~

このまちトライアル最終回である今回は、遠方を含めた多数が参加するZoomオンラインイベントへの参加にチャレンジしました!

プロジェクター投影による視聴会場の、石巻市大正区役所、此花区役所、高見憩の家をZoomミーティングで繋ぎました。

 

石巻みらいサポート        大正区役所

 

此花区役所            高見憩の家

ご自宅からのオンライン参加の方もおられ、大正区此花区それぞれの会場では、防災展示や動画が公開されオンラインプログラムがはじまるまで、災害を振り返っていただきました。

石巻の震災前後 (展示)        此花区の浸水想定地図   門脇小学校遺構

14:00~ オンライン語り部のプログラムがスタート。

石巻みらいサポートセンターさんより、震災遺構である「門脇小学校」の様子と当時も使用された避難経路が中継され、東日本大震災の概要と現状について解説。

草島さんと永沼さんのお話がはじまりました。

草島さん:地震後に考えた行動として、災害は想定を超えてくる。日々の訓練は、問題点を確認し合う場であり最高の避難が出来る為のものなので訓練なら失敗してもいい。

各自が自分の判断で逃げれる様に、人と人が繋がり活動を通じた地域づくりが防災に繋がる。正解はわからないけど、動き続けることまずやってみることが大事と。

永沼さん:ご家族、友人、親戚、家、故郷、記憶、日常を東日本大震災でなくした。

震災の2日前にあった地震で、怖かったことや家族で災害について話し合いの場を設けなかったことを人生最大の後悔と。

南海トラフ」など、まだ来てないということは何か出来る事があるということ、想定外を想定内に出来るように、まずは家族と、次は地域の方と次の災害に備えている一歩踏み出すこと。子どもが楽しんで出来る訓練、家族を巻き込む仕掛けを考えています。

皆さんからの質疑応答を終え、Zoom画面で全体集合撮影をしました。

合同プログラム終了後、此花区役所では、ふりかえりアンケートを行いましたが、集われた方々がそれぞれの地域の防災訓練についても意見交換をされていました。

 

ふりかえりアンケートより

Q. 本日のプログラムで良かったことや印象に残ったことはなにですか?

「オンライン語り部 in 石巻」全体の感想やコメント(一部)

震災から10年以上経ち当時のことが薄れてきていたが、お話を聞けてよかった

時間と共に忘れてしまいがちです又、次回の防災へ続けて頂きたいです

石巻とは距離があるなあと、復興は進んでいるのかなと思いました。

こうした体験談を聞く機会はあまりないので貴重なお話を聞くことができました。

素晴らしいことです。オンラインでの、お話し素晴らしいです。

実際に大きな災害を体験された方のお話だったので、心に響いた。

今後も同様な取り組みを願います。

実際に体験された方のお話を直に聞けてよかったです。阪神淡路大震災を経験しても津波はなかったので、改めて怖さを感じました。

実体験の語り部さんの話が聞けてよかった。石巻に行って実際のお話を聞いてみたいです。

又、こういう研修等をおこなって頂きたいです。

「訓練に参加してもらう」・大きな呼びかけは無理・安全安心を守るための日々の活動に参加してもらう事が大事「子どもが参加するイベント(清掃や地域のまつり)を通じて、防災訓練につなげる」・大きなヒントですが、具体化するのはやはり難しさがあると思う

つながることは大切な手段である。

石巻大正区此花区とつながっての2011.3.11を考える機会をいただいて、ありがとうございました。

此花での被災に対し、地元の連合町会の取り組み、連携は、コロナ対応を理由に、集る会合などお知らせ何ら行われずにいる。

被災された方の体験を聞くことで、津波の恐ろしさを実感して理解できた。日頃から、自分達が住む大阪では津波などの心配が少ないので、ややもすると他人事のように済まされてしまう。大切なものは何か?家族・友人・親戚・家・車・家財等を守るために日頃から家族で災害について話し合い、いつ来るか予測できない災害の対策を考えて、行動しないといけないことを痛感致しました。

オンラインでは、ご自宅からの参加者と高見憩の家を繋ぎ、ジャムボード(オンラインで出来るホワイトボードに板書)によるプログラムの感想や意見交換を行いました。

お話を伺い災害に関する情報の集め方や訓練について、自分で備えておくことの大切さをより考えられた方が多く、不安に感じていることなども共有していました。

また「自分は非常持ち出し袋を持っていても、避難所では食べることができなかった」との言葉に、皆さん衝撃が走っていたようでした。

今回、メディアだけではわからない貴重なお話を伺うと共に、いずれ訪れるであろう災害について各々が具体的に考える学びの多い機会となりました。

参考リンク

公益社団法人3.11みらいサポート

3.11の避難行動:石巻市南浜門脇地区100人の証言より - YouTube

3.11みらいサポート - YouTube

 

以前の記事は、下記より

このまちトライアル④ ~オンラインイベント配信にLet’sトライ!~ - このはなまちセンのブログ

 

このまちトライアル④ ~オンラインイベント配信にLet’sトライ!~

 今年度よりスタートした「このまちトライアル」も終盤に差し掛かってきました。第4回目は、11月9日(水)に昼と夜の2部制で開催。テーマは、「オンラインイベント配信にLet’sトライ!」ということで、グループにわかれて企画の打合せから配信にチャレンジしました!

 

 はじめに、配信手順の説明を。配信するための事前準備や当日準備の主な部分、配信行程をご紹介しました。参加する人みんなが“オンラインで繋がる”のか、“現地とオンラインを繋ぐ”ハイブリット開催なのか、イベント(企画)の規模や方法によって準備や配信の内容も異なってきます。

 みなさんに配信のイメージをしてもらうため、まちセンによる「Zoomを使った配信シミュレーション」をご覧頂いてからグループワークへ進みました。

 

 1グループ3~4名にわかれて、「どんな配信イベントをするか」と「役割分担」を決めて、配信のリハーサルと本番を行いました。

 今回は「配信をする」ことが目的なので、イベントのテーマはあらかじめ用意した下記3つのなかから選んで頂きました。ちなみにこのテーマは、このまちトライアル③の実践ワークで参加者のみなさんが考えたものから抜粋したものです☆

 

 テーマが決まったら、下記のシートを用いて「配信タイムスケジュール」や「使用する機材」を決めていきます。だいたい決まったら、実際の機材を使用してZoomを立ち上げて操作してみたり、カメラのアングル調整など、それぞれの企画内容にあわせて機材操作と手順の確認を行いました。確認し終わったら、さあ本番です!

 

 昼の部は1グループのみで「まちあるき」をテーマに「区役所屋外で風景を映しながらリポートする」という内容に決定!リポーター役と撮影役の2名が、スマホを持って屋外へ。残り2名は室内に残り、Zoomホストなどオンライン運営を担当しました。

↑ 参加者として区役所の職員も加わり、実践に近い雰囲気になりました

 

 

 夜の部は2グループにわかれて、「防災訓練」と「健康体操」を配信しました。「防災訓練」では、このまちトライアルを通してZoomに慣れてきた参加者の方が初ホストに挑戦!グループ内で助けあいながら、画面共有機能も使いこなしていました。

 

 「健康体操」を配信したグループは、「配信タイムスケジュール」のシートを記入する時にしっかりと打合せをして流れを確認し、リハーサルと本番に挑んでいました。

 一方のグループが配信をしている時は、もうひとつのグループはオンライン参加者として視聴もしました。みなさん、Zoomへの参加はすっかり慣れた様子でした。

 

 

 配信を終えてからの意見交換では、「オンラインを使って、もっと楽しめそう」「初めてやってみて、わかったことがいっぱい」「いろんな機能を覚えて、Zoomを活用したい」

 オンラインという手法をプラスして、みなさんが活動しやすくなったり、活動の幅が広がると嬉しいです♪

 

 当日は、地域の会議と重なっていて参加できなかった…という方も複数いらっしゃいました。地域でも、今回のこのまちトライアルのような「オンラインイベント配信の練習会」をしてみてもいいかもしれませんね♪

 

以前の記事は、下記より

このまちトライアル③ ~オンラインイベント(企画)を立ち上げるには!

このまちトライアル③ ~オンラインイベント(企画)を立ち上げるには!~【報告】

 このまちトライアル第3回目は、“オンラインイベント(企画)を立ち上げるには”をテーマに2022年9月14日(水)に開催しました。「いつもの活動にオンラインを取り入れたい」「新しいことにチャレンジしてみたい」という方たちが集まり、オンライン企画の概要や機材環境の解説、企画づくりの実践ワークを行いました。

 

 

 まず初めに、オンライン企画は大きく2タイプ(中継配信もしくは録画配信)にわかれるという解説から。中継配信は、臨場感や一体感がうまれたり、その時にコミュニケーションがとれる楽しみがありますね。録画配信は、いつでもどこでも好きな時に視聴できるところが最大のメリットだと思います。自分のやってみたいことにあわせて、配信方法を選ぶといいですね。

 

 

 オンラインと聞くと難しく感じる方も多いですよね…。しかし、オンラインだから参加しやすいという声もあったり、天候に左右されないなどの良いところも!もちろんリアル開催とは違った気を付ける点もありますが、オンラインを取り入れることでメリットもあります。

 

 

 また、オンラインイベントをいざ実施するとなると、環境や機材も整える必要があります。今回のこのまちトライアルは“企画づくり”がメインだったので、環境や機材については基本的なことを簡単に解説。詳しくは、このまちトライアル第4回目で。

 

 

 解説のあとは、ゲストでお越しいただいた“このはな放送局”から事例紹介。このはな放送局は、2014年より此花区の情報を発信しています。お話頂いた内容は、別記事にまとめているので是非ご覧ください。これからのみなさんの活動にも役立つこと間違いなし!

別記事はこちらから→SNS動画で魅力発信!

 

 実践ワークでは、まちセン作成の“セルフワークシート”を使って、各自でオンライン企画を考えました。やってみたいことを文章化してシートを埋めていくと、どんどん具体的に!

「子どもも大人も楽しめるクリスマス会!歌やダンスの発表、クイズ大会やビンゴゲームもしたいな」

「外出しにくい方も自宅からオンライン参加してもらい、一緒に百歳体操がしたい」

「人数制限がある入学式・卒業式をオンライン配信!遠方の祖父母にも成長した子どもの姿をみてもらえる」

「憩の家に集まって、防災訓練!防災映像を視聴したいな~」

「オンラインで繋がり、参加者それぞれが地域のお店や町の人を紹介しながらまち歩き!」

 

 

オンラインを使ったら今は停止している活動もできそう!新しいことにもチャレンジしたい!と、たくさんのアイデアが溢れ出てきました。セルフワークシート記入後は、参加者どうしシートを見せて意見交換。「一緒にやりたい!」「こうすればもっと良くなりそう」とそれぞれの企画がブラッシュアップされました。

 

 

実践ワークを終えてふりかえりの時間では、「やってみたいことがまとまった!」「実際にやってみたい!」という声が。文章にして考えをまとめたら、あとは実践あるのみ!

このまちトライアルに参加できなかった方も、オンラインの企画づくりにセルフワークシートをお役立てくださいね♪まちセンでは、お悩みや困りごと解決のお手伝いもしています。お気軽にご相談くださいね~

 

 

以前の記事は、下記より

このまちトライアル① ~地域活動でLINEを活用するには~

このまちトライアル② ~自宅以外でWi-Fiを使ってみよう~

 

 

 

参加者募集!このまちトライアル⑤

参加者募集!12月8日(木)締め切り

日時 2022(令和4)年12月10日(土)13:45~16:00

場所 オンライン(Zoom)または此花区役所 3階  講堂BC 

参加方法 申込みフォームまたはFAXにて事前申込

FAX 06-6147-2112
区役所での視聴については参加人数制限がありますので必ず事前お申込みください
※FAXでのお申込みは、お名前と連絡先、参加人数を明記ください

このはなまちセンでは、今年度地域活動でオンラインを活用するための企画を行ってきました。LINEグループの活用やオンライン会議(Zoomなど)の使い方などを実践やグループワークでトライアルしてきました。

 

今回は、オンラインで宮城県石巻市此花区を繋ぎ、東日本大震災を経験された方のお話を伺います。これまでに参加いただいた方にはもちろん、此花区で地域活動に関わっている色々な方にも参加してもらいたい内容です。

津波がどんな被害をもたらすのか、震災前は知らなかった」「知っていたらこんなつらい思いをすることにはならなかった」「自分だったらどうする」と考えるきっかけになってほしい。もし被災してしまうことがあったなら、そのときは「物は失ったけど、みんな生きている」と言い合える社会を作っていてほしい。そんな思いを胸に、東日本大震災を経験された方が、ご自身のことをお話しくださいます。

 

此花区で地域活動に関わるあなたにおすすめ!】
□  オンライン講演会に参加してみたい
□  もっと地域活動の幅を広げたい
□  津波災害や防災に関心があり、体験者の話を聞きたい 

そんな皆さまのご参加をお待ちしております。

表面

裏面

 

SNS動画で魅力発信!

 近年、ネット環境やスマホの普及が広がり、あらゆる世代の人がSNSアプリ(LINE、FacebookInstagramYouTubeなど)を利用するようになりました。そのなかでもYouTubeは、いろんなジャンルの動画をついつい見てしまいますよね~

 実は、此花区のことを発信しているチャンネルがあります。そう!「このはなチャンネル」です!今回は、制作している「このはな放送局」の橋本さん、大川さんのおふたりを中心にお話しを伺いました。

 

左:橋本さん 右:大川さん

 

〇はじめたキッカケ、コンセプト

 「このはな放送局」は、このまちで出会った情報を内外に発信し、「広く知ってもらいたい!」「このはなにいろんな人が集まってほしい!」という思いから、2014年にスタートしました。

 そのころ動画配信はメジャーでありませんでしたが「インターネットを使えば世界に情報発信できるぞ!」ということで、Ustreamユーストリーム)で生放送をスタートさせました。

 「“文化祭”をコンセプトに、のびのび自由にやっている」となんとも楽しそう。いろんな人が出演して、ワチャワチャとした雰囲気で配信しています。

 

 

〇たくさんの人を巻き込みながら

 スタートした当時は、此花区の地域活動協議会や地域で活動している人をゲストに呼びました。そして、地域のことをあまり知らない大学生が司会(以下MC)をしてゲストに質問。一緒にMCとして参加するみんなも、フレッシュな学生のコメントに話が盛り上がった様子。他には、此花区の美味しいお店を紹介したり、告知したい人がゲストで登場することも。此花区に住んでいる人や仕事をしている人など、たくさんの人に気軽に関わってもらいながら運営されています。

 主要となるメンバーで役割分担して、技術的なことは橋本さん。ゲスト探し・場所提供は大川さん。大川さんと一緒に此花区のお店巡りをして紹介する、MCの山田さん。山田さんは、町会長を務めているので回覧板に載っている情報を紹介することもあります。この配信を通して、地域のことを知ってもらうキッカケになったり誰かの役にたっていることもあるかもしれませんね。

 

 

〇楽しみながら継続するコツ

 長年配信されているとネタが無くならないのかな?と思いましたが、「ネタはある。だけど、みんな仕事もあるから無理のないペースで続けています」そのペースとは、月1本。これ以上に期間があいてしまうと「じゃあ、また来月でいっか」と先延ばしにしたり、逆に短期間だと負担になってしまうので、月1本のペースがちょうどいいのです。

 これまでに配信されている動画を見ると、だいたい1時間ほど配信されています。「編集は一切していないし、するつもりもない」「動画編集は大変。だから、生配信しているんです」やはり凝ったものを作ろうと思うと時間がかかります。妥協点を自分たちで決めて負担をなくしているから、楽しみながら継続できているのですね。

 

〇配信にトライするには?

 いざ配信しよう!となると、機材のコストやなにが必要なのかも気になるところ。そこで、もうすこし詳しくお話を聞いてみました。

 どこまでこだわるかによってコストも変わってくるので、ここでも「どこを妥協するか?」自分たちで考え決めています。「僕たちが始めた時(2014年)は20万円くらいかかったけど、今なら5~6万円あればできると思う。パソコンを持っていれば1万円ほどあればある程度の配信ができますよ」現在は安価で販売されている機材も多くなってきたので、2~3,000円のWebカメラやマイクを購入すれば、まずは始めることができそうです!

 機材以外に企画についても打合せが必要です。どこでやる?誰がMCをする?何を話す?と、半年ほど準備に時間をかけたそう。経験者がいるか、企画内容によっても準備にどのくらいかかるかは変わってくると仰っていました。「このはな放送局」は、配信がメジャーでない時にスタートしたので手探りな部分もありましたが、現在だと配信のお手本となる例がたくさん増えているので、気軽にトライできるのではないでしょうか。

 

このはなチャンネル HP

 

〇モチベーションは、楽しむこと

 YouTubeといえば、チャンネル登録者数にも目がいきますよね。「このはなチャンネル」現在の登録者数は約200人。登録者数がモチベーションに繋がっているのかと思いましたが「登録者数や再生回数はとくに気にしていない。自分たちの楽しいこと、発信が誰かの役にたてば嬉しいな~とは思う」とは言いつつ、何よりも配信している自分たちが楽しむことが1番のモチベーションになっているようです。

 これだけ楽しんでいる方のお話を聞いていると、「私もやってみたい!」「気になるな~」と思っている方もいるのでは?活動が止まっていたり、活動の方法を模索している時、動画配信なども視野にいれることで新しい動きが生まれそうです。

このはな放送局では出演者も募集しているので、まずは出演して、どんな機材を使っているのか、どんな進め方をしているのか、間近で見て体感してみるのもいいかもしれません。

大阪市市民活動 活動ポータルサイト でも紹介されています

 

このまちトライアル② ~自宅以外でWi-Fiを使ってみよう~【報告】

 このまちトライアル第2回目を、2022年7月14日(木)に開催しました。みなさんは自宅以外でWi-Fiを繋げたり、オンライン会議「LINEミーティング」や「Zoomミーティング」に参加したことはありますか?今回はその両方を体験するため、此花区民一休ホールにお集まり頂きました。

 

 

 「Zoomに参加して遠方の人とコミュニケーションをとりたい」「地域の憩の家にネット環境を整えて、防災や子育てに役立てたい」と具体的な目標をもった方や「オンライン会議は詳しくないけど、シニアの私も活躍したいと思って参加した」という参加者もいました。

 

 まず、まちセンよりインターネットの仕組みやWi-Fiの解説を行いました。参加者のなかにはWi-Fiに接続したことがない方もいらっしゃったので、Wi-Fiでネットに接続する仕組みやメリット・デメリットもお伝えしました。そのあとは、講師の堀さん(都市コミュニティ研究室)より「最近のWi-Fi事情」、事例紹介として大阪市都島区にある長屋型大型マンション「毛馬コーポゆうゆうクラブ」のオンラインコミュニティの紹介がありました。

 

 

 このマンションは築42年の民間分譲マンションで総戸数198戸ですが、住民の半数以上は70歳以上。「2025年には後期高齢者が増えて大変なことになる」という問題を知ったことがキッカケで、住民の数人で2013年にカフェ形式の集会をスタートさせました。コロナ禍になってからは、どう活動していこうか悩んだ時期もありましたが、若手住民や学生を巻き込みZoomの使い方を教えてもらい、Zoomを使った繋がりづくりが広がりました。オンラインを活用することで、コロナ禍でもコミュニティを継続することができたのですね。

 

 

 事例紹介のあとは、「LINEミーティング・Zoomミーティング」の参加に挑戦!モバイルWi-Fiや区民ホール1階のフリーWi-Fiなど異なるWi-Fi環境に繋がり、オンライン会議に参加してみました。区民ホールのフリーWi-Fiが込み合っていて接続できないアクシデントもあったり、わからないことは実践で教え合うなど、よりリアルなネット環境を体験することができました。

 「何回もZoomの経験はあるけど“画面共有”の意味がわからない」など、使い慣れていても実は疑問に思っていたことも。参加者の疑問も解決しながら進めました。

 

 

 体験を終えてから参加者の感想を聞いてみると「今はできたけど、忘れそう…」という声がチラホラ。まずは友人や家族を誘って日常的に使ってみることで慣れに繋がるかもしれません。オンライン講座やイベントに参加してみたり…使いながらちょっとずつ慣れていってくださいね☆オンラインイベントといえば、此花区役所主催で“このはなシャベリバ・オンライン”が開催されています。「慣れること」がポイントなので、まずは区内のオンラインイベントから参加してみるのもいいかもしれません。

 

 

このまちトライアル① ~地域活動でLINEを活用するには~ コチラより

このまちトライアル①~地域活動でLINEを活用するには~【報告】

 地域の人の「ちょっとやってみたい!」を後押しする実践型勉強会“このまちトライアル”。今年度は「地域活動でインターネット・オンラインを活用する」を主軸に、各回テーマを設けて取り組んでいます。

 

 2022年6月16日(木)開催の第1回目では、スマホタブレット・パソコンで使用できる無料コミュニケーションアプリ“LINE”を地域活動に活用する方法や事例をご紹介。

 

 まず初めに参加者の自己紹介と共に「LINEを使い始めたキッカケ」を伺いました。「ガラケーからスマホに機種変更したタイミングで」「子どもがLINEを始めたから」ほとんどの方がこんなキッカケで使い始めていました。なかには「町会でLINEグループができたから使い始めた」という方も。私の想像よりもLINEを活用している地域もあり、驚きました。

 

 

 次に、ゲスト講師の堀さん(都市コミュニティ研究室)よりSNS等のソーシャルメディアの歴史や、地域活動のコミュニケーションツールとしても注目されるLINEの役割について解説をして頂きました。LINEは日本でもっともユーザー数が多いSNSであり、50代以上の比較的高い年代の人にも普段から活用されていることがわかりました。地域で情報共有するためには、多くの人が使い方を理解できることも重要なポイントです。LINEの特徴もお伝えしつつ、続いては実践ワーク!

 

 

 ①4~5名のグループにわかれてLINEでグループトークをつくる、②トーク内でしりとりを一巡する、③グループを解散する、という3つの課題にチャレンジ。簡単そうにみえる課題ですが「自分でグループトークを作るのは初めて」という参加者が多かったり、LINEを使い慣れた方も「グループ解散の方法は知らなかったな~」といった気づきがあるなど、グループ内で教え合いながら取り組み、みなさん課題クリアしていました。

 

 

 実践ワークのあとはまちセンより「LINEをする上での注意点」を伝えて、参加者より感想を述べて頂き、ふりかえりを行いました。

 「人まかせにせず、自分でグループトークを作ってみたい」「学んだことを実践していきたい」「団体でグループトークを作ってみたい」というオンライン活用に対する前向きな声も聞こえてきました。ゲスト講師の堀さんも「今日LINEでやったことを身近な人にも伝えてみてくださいね。今できたことは忘れないうちに!」とみなさんの学びを後押ししてくれました。

 

 地域活動でのオンライン活用の入口として、まずはLINEから活用して頂ければと思います。まちセンでは、オンライン活用の支援も行っておりますのでお気軽にご相談くださいね♪ちょっとでも、少しでも気になったら、すぐにトライ!

 

このまちトライアル② ~自宅以外でWi-Fiを使ってみよう~ はコチラから